金属加工メーカーX社 技術部

研削機の稼働率は120%超!
増産に対応したいが、研削機増設の予算が合わず…
予定コストの半分で、UFBクーラントシステムをさらに効率よく活用できた理由

超硬合金の薄物研削加工を得意としているX社。工場の研削機には多くの金属加工メーカーで導入実績のある、日本タングステンのファインバブル発生装置「UFBクーラントシステム」が取り付けられていた。X社製の部品が採用された産業機器の需要が世界中で高まっていることから増産の話が持ち上がり、研削機の増設検討がはじまった。

課題

増産計画にあたり、あと5台の研削機増設が必要。しかし、どうやっても予算の捻出が…

X社の技術部では増設検討に伴い、研削機の稼働分析を実施し、増設台数の割り出しを急速に進めていました。分析の結果、研削機の稼働率は120%を超えており、5台以上の増設が必要になることが判明したのです。
稼働率の高さの原因は、X社の強みである超硬合金の薄物研削加工にありました。この加工の難しさについて、技術部班長のT氏はこう語ります。

「超硬合金の薄物研削加工は、一気に研削することにより生じる部品の反りを防ぐため、各面を交互に、時間をかけて加工する必要がありました。でもUFBクーラントシステムがあれば、どんな薄物研削でも研削抵抗が軽減され、時間をかなり短縮できて助かっています」

今回の研削機増設についても、それぞれの機器にこのUFBクーラントシステムを導入する計画で話は進んでいました。ところが、どう試算しても予算を大幅にオーバーしてしまいます。しかたなく、増設台数を減らすことを検討しましたが、現在の稼働率や増産計画を考えると、やはり最低5台の増設が必要となる見立てでした。

他によい方法はないか、増設費用に余分なものは含まれていないか、何度も見直しましたが、これ以上のコスト調整は見込めませんでした。この状況に、T氏たち技術部メンバーは頭を抱えるばかりでした。

課題のポイント

  • 研削機の稼働率が120%を超え、増産に対応するためには、最低でも5台の増設が必要

  • 加工の特性上、UFBクーラントシステムの設置が必須だが、5台の増設は予算を大幅にオーバーしてしまう

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