化学品製造A社 技術部

世界的に増え続ける需要…
ユーザーから求められるより高い品質に応えたい!
超硬合金製バレルライナーで金属コンタミ発生を低減できた訳

解決

解決のポイント

  • 超硬合金製バレルライナーにより、長期の耐摩耗性が持続可能

  • 使用後のバレルのリペア時に超硬ライナーを挿入。全てのバレルを超硬製に改良

超硬合金製バレルライナーでスチールバレル内径を超硬化

対策案を検討する中、取引先の産業機器メーカーから、日本タングステンの新商品である超硬合金製バレルライナーを紹介してもらいました。

超硬合金製バレルライナーを使用すれば、スチールバレルの内径部分のみを超硬化することが可能。また、バレル内径への溶射や表面処理ではなく、スクリュ―エレメントなどよりも高硬度な材料設計がなされているので、長期に渡る耐摩耗性の持続が期待できました。使用後のバレルに超硬合金製バレルライナーを挿入するリペアにも対応しているため、現状のバレルを超硬製に改良することもできます。

超硬合金製バレルライナーに興味をもった技術部は、早速、日本タングステンに問い合わせ、使用済みのバレルのリペアを依頼し、問題の二軸押出機で使用することにしました。

金属コンタミを低減し、ユーザーの要望レベルをクリア

超硬合金製バレルライナーが挿入されたバレルがリペアから戻ると、早速、超硬製スクリューエレメントと同時に使用してみました。すると期待通り、スクリュ―エレメントのみを使用した時と比べて、基材に含まれる金属成分の低減が確認できました。

A社では、この結果をもとに検討を行い、全てのバレルに超硬合金製バレルライナーを用いることを決定します。これにより、金属成分のコンタミが低減し、ユーザーからの要望を満たす水準に合格。目下の課題であった金属コンタミ問題を解決できました。

A社は、日本タングステンから他の部品用金属についてもアドバイスをもらい、今後も高まるユーザーからの要望に応えるべく、準備を進めています。

この課題を解決したソリューションはこちら

12