FB-ASSIST
バブルの技術は、医療・洗浄・農業などの様々な分野で活用されており、近年需要が高まる難削材の加工品質向上と能率向上の両立に期待が持てる技術です
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金属部品メーカーN社 技術部
日本タングステンの「FB-ASSIST」は、業界で評価の高いUFB(ウルトラファインバブルクーラントシステム)を使いやすく、コンパクトにしたモデル
コスト面では、UFBと比較し価格は約1/10で、導入障壁を一気に下げている
クーラント内に1µm未満のUFBを発生させることで、研削作業に数々のメリットが
試験導入の結果、若手技術者でもベテラン並みの研削加工を継続してできるようになった
クーラントシステムの情報を集めていたK氏は、作業効率の向上に定評がある日本タングステンのクーラントシステムについて、耳寄りな情報を聞き付けます。
「新製品の『FB-ASSIST』という機種は、我々の業界では評価の高い『ウルトラファインバブルクーラントシステム(UFB)』を使いやすく、コンパクトにしたモデルでした。嬉しいことに価格が約1/10と低く抑えられているので、検討の土俵に上げられそうです」(K氏)
K氏はすぐに日本タングステンに問い合わせて、「FB-ASSIST」について詳しい話を聞くことにします。担当者によると、クーラント内に1µm未満のウルトラファインバブル(UFB)を発生させることで、研削作業においてさまざまなメリットがあることが分かりました。
「ワークの反りを低減できることは大きいですね。これで生産性・品質向上が期待できます。それに、ドレスインターバルが3倍になるため、非生産時間がその分削減できます。また、切込み量が1.5倍になるので、加工能率も向上できますね」(K氏)
K氏はこれらデータを元に稟議書を書いて、上司を説得します。そして、「FB-ASSIST」をひとまず3セット導入して、研削のパフォーマンスを測定することになりました。
結果はどれも上々で、伝承されたベテランの研削加工を、若手技術者でも継続してできるようになりました。また、各メンテナンスもスムーズに進行できています。
この実績は社内でも評判となり、後日、残り7台の研削機にも採用が決定しました。
現在では歩留まりも改善し、納期遵守できる目途が立ち、K氏たち技術部メンバーもホッと胸をなでおろしています。