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バブルの技術は、医療・洗浄・農業などの様々な分野で活用されており、近年需要が高まる難削材の加工品質向上と能率向上の両立に期待が持てる技術です
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金型メーカーC社 製造部
微細な「ウルトラファインバブル」の力で砥石の目詰まりを防ぎ研削能率を向上
“反り”による不良がなくなり、金型製品の精度が高まった
Y氏は、精密工学会に出席した際、日本タングステンの「ウルトラファインバブル(以下、UFB)クーラントシステム」についての発表に関心を持ちました。そこで後に担当者に連絡をとり、現状の課題を伝えたうえでUFBについて詳しく説明を受けました。
これは、直径1マイクロメートル未満の微細な泡である「UFB」の力で、研削加工の能率向上を実現できるという装置。「UFB」には物質を吸着して除去する浄化能力があるため、研削機械の加工液中にこの泡を含ませることで加工機の砥石の目詰まりを防ぎ、ドレッシングの頻度を大幅に減らすこともできるといいます。
Y氏は早速、無料レンタルのデモ機を利用し、現場で評価を行なうことにしました。その結果、研削能率がこれまでの1.5倍以上に向上※し、リードタイムを大幅に短縮することができたのです。さらに、頻繁に行っていた砥石のドレッシングについても、約半分の回数で済むようになりました。
「これなら納期がシビアな製品についても確実に対応できるようになる」、そう確信したY氏は「UFBクーラントシステム」の導入について上長に相談、早々に承認を得ました。
そして導入後、大物や長物、薄物などで、従来約25%もあった“反り”の発生率がほぼ0%に※。加工精度が向上し不良を出すことがなくなったため、やり直しにかかる無駄を大きく減らすことができました
「予想外のメリットは加工液の独特の臭いなどもなくなり、作業環境が改善されたことで、従業員の新規採用もスムーズになったことです。」(製造部・Y氏)
C社では、金型製品の品質と研削能率を一挙に向上させ、短納期生産を確実にできたことで、既存・新規を問わず、取引先からの受注数を大きく増やすことに成功しました。今後は、金型製造の素材についても日本タングステンに相談しながら、さらなる生産性、品質アップを目指していく計画です。
※ 当社調べ