金属加工業O社 経営者

技術継承、若手技術者の定着率向上。課題は山積していて…加工能率改善に向けて導入した設備の思わぬ効果で、職場の環境改善が前進!

創業100周年に向け、創業者一族の5代目社長の元で社内改革を図るO社。ベテラン技術者が多く、若手の育成と技術継承に力を入れていたが、若手社員の離職率の高さが問題視されていた。

課題

老舗の金属加工会社が抱える技術継承の問題。伝承する若手社員の定着率に課題が…

O社は、大手機械メーカー各社に金属精密加工部品を納めている老舗の金属加工会社です。加工技術に定評があり、創業以来80年間、業界での地位を維持してきました。

5代目社長に就任したばかりのY氏は、創業100周年に向け、若手技術者が活躍し活気がある職場づくりを目標にしていました。

就任してまもなく、経営者のセミナーに参加したY氏は、そこで学んだ手法の一つである職場満足度アンケートを若手技術者に実施しました。そこで想定外の答えが複数寄せられ、衝撃を受けました。
それは、「職場の臭いがきつくてつらい」という回答でした。しかし、一部では「加工現場の臭いは、数ヵ月前から改善された」という回答も寄せられていたのです。
Y氏は、これからベテラン技術者がつぎつぎに定年を迎えるため、いかにベテランから若手へ技術を継承するかが重点課題だと考えています。

しかし、技術継承したくても入社して2~3年で辞めてしまう人が増えており、早急な対策が必要だと考えています。

今回のアンケート結果から、Y氏は数か月前に導入した設備(FB-ASSIST Eシリーズ)について思い出します。

課題のポイント

  • 技術力が高いベテラン社員から若手社員への技術継承が重点課題

  • 入社後2~3年で退職する若手社員が多い

  • アンケートの結果、若手技術者から「職場の臭いがきつくてつらい」という回答が複数寄せられた

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